魅力ある職場づくり
少子高齢化による労働人口減少に伴いグローバル人材が増加するなど、劇的な社会の変化が進む中で、国籍や性別、年齢、障がいの有無によらない働きやすい職場作りと多様な人材の育成・登用(ダイバーシティ&インクルージョン)が求められています。TOREIでは、継続的に企業価値を高め、社会的要請に応えていくための原動力は「人」であるとの考えのもと、女性活躍や社員教育を推進することにより、従業員一人ひとりの成長を促すことで、多様な人材が活躍できるような仕組みを構築し、会社としての成長につなげます。
働き方改革 〜ワークライフバランス〜
労働安全衛生に関する取組
労働災害等の発生状況
水産物加工業では、「転倒」と「はさまれ・巻き込まれ」が労働災害の約半数を占めています(※)。TOREIの事業所で加工している水産物の多くは冷凍マグロ。冷凍マグロはとても硬く・重いため、加工・物流作業の際には危険が伴うため、設備への保護装置の設置や危険箇所の周知、作業手順のマニュアルの作成、従業員教育の実施等による労働災害発生リスクの軽減に努めています。労働災害が発生した際には、都度設備やマニュアルの見直しを行い再発防止に取り組んでいます。また、発生した労働災害はすべて、全事業所の安全衛生委員会で発生状況や原因、再発防止策等の詳細を共有・周知しています。
- ※食品産業の安全な職場づくりハンドブックP34(農林水産省)
安全衛生委員会
全事業所で毎月一回「安全衛生委員会」を開催しています。労働安全衛生(労災情報、感染症情報、時間外労働情報等)のほか、環境負荷実績及び環境活動の状況や環境上の課題等についての報告も実施し、一部事業所では毎月定めたテーマ(食中毒対策/防災対策/ストレスチェック等)について情報共有・議論を行っています。安全衛生委員会で共有した情報は委員会の出席者が所属部署に周知するとともに、社内イントラネット等にも掲載し、全従業員に情報発信しています。
ダイバーシティの推進
障がい者雇用
TOREIでは、毎年1名以上の障がい者の新規採用をめざし、法定雇用率より+0.5%多く雇用することを目標としています。継続的な障がい者採用を実現するため、2019年からは全国の事業所で特別支援学校からインターン生の受け入れを実施。インターン生を受け入れることによって、インターン生の適正に合わせた業務の切り出しが実施され、TOREIとしても実際に障がい者の方々にどのような業務をお任せできるのかという学びを得られています。
組織の改善
人材育成
人材育成組織風土調査
「従業員の業務に対する姿勢や会社に対する満足度等」及び「コンプライアンス・会社方針の理解・浸透度」を調査するため、「組織風土調査」を2年に1回実施しています。なお、組織風土調査を実施しない年については、コンプライアンスに関連する部分のみで構成される「コンプライアンスモニタリング調査」を実施しています。調査の結果は、全従業員に対してフィードバックし、TOREIグループの強みや、不足している部分を全社で共有しています。また、調査の結果から判明した職場環境等の課題に対し、改善に取り組むことで、従業員満足度の向上を図っています。
意見箱
業務改革やコンプライアンスに関する従業員からの意見を広く聴取する手段の一つとして、全事業所に「意見箱」を設置しました。また、投稿者の意向に合わせて、投稿内容や対応状況を開示し、意見箱の透明性を保っています(個人情報を含まない開示可能な意見に限る)。