経済生産性の向上

2018年に働き方改革を推進するための法整備が進む一方で、 TOREIの加工場・物流現場においては低温下での作業者への身体的負担が大きい作業もあり、担い手不足という課題を抱えています。技術革新が進むIoT技術やAI等の中で、活用可能な技術を積極的に導入し、現場作業における省人化・省力化により安全な労働環境を整備するとともに、全社的な業務効率化を図ることで、経済生産性・企業価値の向上をめざします。

在宅勤務

従業員の半数以上が工場等の現場で勤務しているため、これまで在宅勤務制度の導入をしていませんでした。しかし、コロナ禍を機に、2020年12月より試験的に在宅勤務制度を導入し、在宅勤務によるメリット・デメリットを部署ごとに聴取し、2022年1月から、本格的に在宅勤務制度を制定し活用に至っています。

デジタル化

TOREIでは近年デジタル化を推し進めています。2021年には、書類の捺印・回覧をPC上で実施できるようにシステムを整備。在宅勤務への対応・ペーパーレス化等、多方面での効率化を実現しています。また、2022年は、新基幹システムを刷新しました。クラウドサービスの全面的な導入によって、これまで様々なシステムを使い分けて利用していた機能を一つのプラットフォームに集約することで、情報共有や機能連携による業務の効率化を目指しています。

機械化

冷凍マグロは硬く重量があり、加工機器も大型で出力が高いものが多く、加工作業には危険が伴うため、毎年度数十件の労働災害が発生しています。そのため、現在、冷凍マグロ加工作業の中でも「マグロの皮を剥く」「四つ割りにする」という作業を機械化すべく、メーカーと機器の開発に着手しています。加工作業の機械化によって、別の作業に人員を割くことができ、生産効率の向上も期待できます。

KAIZEN活動

TOREIでは、「業務改革に向けてより積極的に行動し実現できる会社づくり」のために、2021年よりKAIZEN活動を導入しました。この活動は、社員の「アイデア・工夫・努力」により実現した業務改善を、得られた効果や内容のユニークさに応じて表彰する制度です。社長賞、担当役員賞、部・場所長賞が選出されます。

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