世界のマーケットや お客様のニーズを掴み 大好きな「エビ」の魅力を届ける

2019年入社 水産学部出身 調達:エビ

Profile

幼い頃、近くの海で遊び、海の生物が大好きになった。大学では海洋生物のメカニズムを学び、就職活動でも水産業界を志望。ただ、女性が活躍できる業界なのか不安がありTOREIのOG訪問へ。話を聞いて、若手から責任ある仕事を任せる風土、明るくのびのびと活躍できる雰囲気を感じた。さらに、ワーキングマザーの多さ、社宅制度などの福利厚生の充実度などから、長く働ける会社だと感じ、入社を決意。

1年目
2019年入社。海の生物の中でも一番好きな「エビ」の仕入れ担当部署に配属。殻付きエビの買い付けから販売までを経験。
〜現在
2022年から、担当商材にむきエビが加わり、インドネシアへ現地パッカーとの交渉に行くなど、経験の幅を広げている。

Q. 現在の仕事とは?

国内外のエビを買い付け、日本の市場へ販売

「エビ」といえば、スーパーの水産売場で見ない日はないほど、身近で愛されている人気商材で、TOREIの主力商材の1つです。私の所属するエビ事業の仕事は、世界中から美味しくて安心安全なエビを買い付け、日本の市場へ販売を行い、一年を通して安定供給することがミッションになります。

配属後から「殻付きエビ」を担当しています。新人時代は先輩や上司のサポートのもと、国内外からエビを買い付け、市場への流通・販売までを経験しながら、エビの目利き力を学びました。むきエビと比べて殻付きのエビは下処理に手間がかかる分、旨味も食感も良く、高級寿司屋さんや天ぷら屋さんなど、こだわりの飲食店に好まれる商材なので、コストだけではない美味しさや品質をアピールして勝負できる面白さがあります。

3・4年目には、海外への買付や自分一人で商談を行うなど、任せてもらえる機会も増えました。最近では取引量の多い「むきエビ」も担当することになり、殻付きエビの10倍以上の量を買い付けるため大きな金額が動き、相場や為替を見て買付のタイミングを決めるなど、水産商社ならではのスケール感を味わっています。

国内外のエビを買い付け、日本の市場へ販売

Q. 成長させてくれた仕事とは?

ゼロからの信頼構築の軌跡は、まさに成長の軌跡。

エビの商談は、「モノがあれば、買ってもらえる」という訳ではありません。人気商材なだけに競合も多いからこそ、信頼していただけるかどうかが最初の壁になります。配属当初、上司や先輩に同行してお取引先をまわると、信頼関係がとにかく厚く、話が弾んで、大型の商談につながっていく様子をただただスゴイと眺めていました。同行してわかったのは、事前準備の大切さ。商談の場でニーズを引き出すのでは遅く、今どんな商品を必要としているのか、どんな商品が動き、顧客の在庫に何があって何がないのか…。事前に情報収集することが重要だったのです。

そして、半年ほどで私もお取引先を持ちました。しかし、新人が事前情報を引出そうとしても、一から十まで教えてくれる顧客なんてほぼいませんし、忙しくて電話に出ていただけないことも多い。すると、事前情報がないまま行って、挨拶だけで終わることもありました。また、商談の場でやっと顧客の欲しいものがわかっても、その時に在庫を覚えていて出せたらいいのですが、在庫がなく生産地からの取り寄せになれば1週間以上はかかります。そうなると顧客は他社にも当てがありますから、何も成約できないこともありました。

上司から「こういうのは経験だから、大丈夫だよ」と声をかけられながらも、何も貢献できない自分に悔しさがこみ上げ、「もっとやれることはあった」と毎回振り返りながら改善を積み重ねていきました。顧客ニーズはもらう姿勢ではダメ。上司や先輩にアドバイスをもらい、世界の生産地の情報や相場動向から、自社の在庫状況、流行りのレシピにいたるまで、顧客が何を求めているかを考え、必要な時に必要な情報を差し出すことを心がけました。

2年目には十数社の顧客を持ち、徐々にニーズを話していただけるようになって商談を積み重ねた結果、目標を達成。そのうえ、顧客の売上を増やすことにも貢献できて、互いに喜びあったことは忘れることができません。さらに印象に残っているのが、3年目で初めて一人で数千万円規模の商談を決めた時。それも品質に厳しい国内トップクラスの卸業者に買っていただけた時のことです。何度も失敗してそれを乗り越え、ようやくお客様が欲しいタイミングや要望が汲み取れるようになった頃でもあって、飛び上がるほどに嬉しかったことを思い出します。振り返ると信頼関係って、経験と努力の結果であり、成長の証でもあることを改めて実感します。

Q. TOREIの強さとは?

若手が活躍し、人として成長できる会社

TOREIは、若手に早いうちから任せる文化があり、若手が活躍できる会社だと思います。エビ事業では、仕入れから販売まで責任を持ってワンストップでやらせてもらえるので、成長がすごく早い。また、信頼関係を大切にするからこそ、人として成長できる会社だと実感します。

私の野望は、国内マーケットに流通していない、今までにない商品をTOREIのプライベートブランドとしてつくること。現在、TOREIの『神の海老』というブランドエビがヒット商品になっているのを見て、私もブランドエビを生み出したいという想いがあります。そこで、出張でインドやインドネシアなどの養殖加工場を訪れる中で、新しい凍結方法を使った商品開発に挑戦している真っ最中です。

先人の築いたTOREIのエビ事業を受け継ぐだけでなく、私自身も未来を切り拓き、布石を残すべく挑戦を続けていきたい。そのためにも、成長のチャンスを見つけて、自ら動いていきたいと思います。

Daily schedule

9:30

出社

メールを確認して、問い合わせには即返信。前日の売上実績のチェックも欠かせません。

10:30

商談

午前中は市場の顧客とやりとりできる貴重な時間。商材の提案に行ってきます!

12:00

ランチ

商談帰りに外でエビチリ。どうしてもエビが使われている料理に目がいってしまいます。

13:00

受注対応

顧客へこまめに連絡して、最近の状況やニーズをヒアリングしたり、注文を受けたりします。

14:30

エビの検品

自社の冷蔵庫で、仕入れたエビの重さや鮮度を確認。自分の目でチェックしてから納品します。

16:30

支社・支店からの問い合わせ対応

社内の支社・支店からの納入依頼や在庫状況の確認などを、打ち合わせします。

19:00

退社からのホットヨガ

週3〜4日はホットヨガでリフレッシュ。インストラクターを目指すくらいハマってます!

22:00

夕食

ヨガのあとは軽く食べて、ドラマや映画を見て過ごし、0時には寝るようにしています。

Private

高知県の仁淀川へキャニオリング

Q. オフ時間の過ごし方は?

夏休みは、仕事を忘れて思いっきりリフレッシュ! ずっと行きたかった高知県の仁淀川へキャニオリングに行ってきました。川の上流の奥の奥にある狭い渓谷内まで泳いで進んだり、岩からジャンプしたり、ロープで崖を降りたり、絶景の洞窟に行ったり…圧巻の景色を見ながらのアドベンチャーを体験しました。

Other Interviews

People Interview Index

調達:マグロ

マグロと本気で向き合い、​
日本中の食卓に​
“美味しい海”を届ける​

調達:エビ

世界のマーケットや
お客様のニーズを掴み​
大好きな“エビ”の魅力を届ける​

調達:サーモン

ピンチをチャンスに変え​
国内マーケットを切り拓く​
サーモンのスペシャリスト​

販売営業:デリカ

新たな販売営業スタイルで
日本中にTOREIの想いを
届けていく​

販売営業:中食・惣菜

急拡大する“中食”に
“美味しい海”という
選択肢を広げたい

経理財務

数字だけが経理じゃない
経営をサポートする
"戦略経理"へ