マグロと本気で向き合い、 日本中の食卓に “美味しい海”を届ける

2018年入社 水産流通経営学科 調達:マグロ

Profile

人の根源に関わる「食」への興味から、大学は理系の水産学部へ。あまり知らなかった水産ビジネスへの興味から、水産の物流システムや市場構造などを学んだ。学内の就職説明会でTOREIと出会って話を聞き、モノづくりに特化したメーカー系水産会社より、シンプルに「仕入れて販売する」というビジネスを幅広く経験したいと感じ、入社を決意した。

1年目
「新たな商材を開拓して大きくしたい」という野望から、TOREIの主力商材以外で勝負したいと希望し、サバの担当になる。
2年目
サバで地盤を築き始めた頃、マグロ事業への異動を打診。葛藤しながらもマグロで若手を育てたいという熱意に共感し承諾した。
3年目
魚の目利き力を養い、メバチマグロ担当として仕入れから販売を経験。3年目には魚種担当として責任あるポジションを任される。
現在
より多くのマグロ魚種を担当しながら、特定の顧客への販売も担当。TOREIの若きホープとして活躍中。

Q. 現在の仕事とは?

主力商材のマグロを自分で仕入れ、自分で卸す

TOREIは刺身マグロの国内トップクラスのシェアを誇り、水産業界でも「マグロといえばTOREI」と称されるほど。私はその主力商材であるマグロの仕入れから販売までを担っています。勤務地となる清水事業所はすぐ目の前が清水港。全国トップクラスの水揚げ量を誇る静岡県だけあって、清水港や近隣漁港では、世界中の海からやってくる冷凍マグロの水揚げが、ほぼ毎日行われています。

配属直後はマグロの水揚げに立ち会い、魚の目利き力を磨くところからスタートしました。その後はオオバチ(40キロオーバーの大型メバチマグロ)の副担当として、「世界の海から仕入れて、日本全国へ卸す」という経験を重ね、3年目から魚種担当(特定の魚種の在庫管理や販売計画を行う主担当)へ。水揚げされるオオバチを自分の目で見て、「この支店に売ろう」「この市場に出そう」と自分で考えて決めていくのですが、月何千トンもの数量を動かし、売上規模が数億円というのはまさに衝撃で、その分責任も大きく、最初は怖かったですが、一方でやりがいも面白さも想像以上に大きい。こうした若手で想像以上のダイナミックな仕事ができるのは、業界を牽引するTOREIのマグロ事業ならではの特徴だと思います。

主力商材のマグロを自分で仕入れ、自分で卸す

Q. 成長させてくれた仕事とは?

「オオバチ」を任され、本気でマグロと向き合った1年間

入社3年目で「オオバチ」の魚種担当を経験したことは大きかったです。私が担当するメバチマグロの「オオバチ」は、鮮やかな赤身とお求めやすい価格が特徴で、スーパーの水産売場でもトップクラスの人気商材です。それだけに、TOREIでも一番取扱量が多い魚種で、取引額もとてつもない規模になります。これは言い換えれば、日本全国で食べられているバチの赤身商材の大部分に、私が関わっていたといっても過言ではありません。

これまではベテランの先輩が統括担当で、何でも聞けば教えてくれて、いつもフォローしてくれている安心感の中で仕事をしていました。ところが、突然の辞令で魚種担当を任された時は、かなりの驚きと不安がありましたが、とにかくやるしかない。「任されたからには成果を出してやろう」と覚悟を決めました。

しかし、今まで先輩を見て倣ってやってきた仕事ではあったものの、どうしてもうまくいかない。顧客にマグロの良し悪しをうまく説明できずに交渉が難航したり、毎週の営業会議でも販売計画が上手くいかなかった時の説明がうまくできずに厳しい声をもらうことがあったり…。正直、悔しくて泣いて帰る日もありました。

でもマグロは毎日水揚げされますから、意気消沈している訳にはいきません。とにかく考え抜いて行動する。それが私の結論でした。私の仕事はただ商品を右から左に流すのではなく、自分のマグロを売るためには、自信を持って顧客に「こういう魚です」と言えないといけない。そういった視点で一隻一隻の魚を知り、良し悪しを目で見て、販売先をひもづけたり、品質があまりよくない場合はどう説明するかなど、考えながら仕事をしないといけないんです。さらに、今まで以上に学ばないと、何の話もできないとも感じました。例えば、漁場は緯度経度が1度違えば魚の質が変わるなど、細かい漁場の特徴、時期による特性、漁獲量などを頭の中に叩き込みました。

そうして、ひたすらもがき続けたある時、厳しい目を持つベテランの仲買人の方に、「君がそう言うんだったら間違いないね」と言ってもらえた一言が本当に嬉しかった。それが自ら商売を動かす楽しさを感じるようになった瞬間でもあり、この日飲んだビールが、それまで味わったことのない美味さだったことを思い出します。

Q. TOREIで実現したいこと

次世代をつくる自分達の世代が業界を変える

4年目からは販売に特化した仕事がメインとなり、幅広く顧客を持ち部署の中で一番大口の顧客も担当しています。私に任せてもらい顧客に信用していただき、人間ありきで仕事ができる。これがTOREIで働く大きな魅力だと感じます。

でもそれは、TOREIへの信頼感があってこそだと思っています。やはり、先人の方々が時間かけて培ってきたサプライチェーン、そこから生まれた関係性は大きい。でも10年後、20年後を引っ張っていくのは自分達の世代です。いいところを引き継ぎつつ、新しい意見や考えで業界を変えてかなきゃいけないと思っています。

また、マグロの仕入れは、魚を獲ってくれる生産者の方がいないと成り立ちません。現在、燃油が上がって、船を出すのもお金がかかり、いろいろと苦労されています。そういう生産者を守っていくのもマグロを仕入れる私たちTOREIの責務です。業界を牽引する企業の一つだからこそ、若い世代の私たちもそういうことを考え、動かないといけない。TOREIだからこそやるべき使命だと思っています。

Daily schedule

7:00

出社

水揚げや市場の朝は早いので、定時は7:30。いつも少し早めに出社し、1日の準備をします。

7:30

売上の確認

電話で前日に豊洲市場に出荷したマグロの売上を確認します。

9:00

水揚げでマグロを確認

マグロを目で見て、どう売るか、どう付加価値を付けて売るかなどの戦略を立てるのも仕事です。

12:00

ランチ

空いた時間を見つけて、社員食堂で日替わりランチを食べます。

13:00

出荷作業

-50度のマグロ専用冷蔵庫へ足を運び、市場や支社・支店に出荷するマグロを検品します

15:00

商談

お客様先の卸問屋まで車を走らせ、商談に行きます。

16:30

退勤

7:30出勤なので、定時は16時。仕事が終わらず残業になる日は17時、18時くらいになることもあります。

20:00

入浴

1日の終わりに欠かさず1〜2時間入浴。ドラマや映画を観て、明日への英気を養います。

Private

趣味はラーメン屋巡り

Q. オフ時間の過ごし方は?

趣味はラーメン屋巡り。私は美味しいラーメン屋を探すのが好きなので、平日は近場のコッテリ系を巡り、休日は大好きな温泉旅行も兼ねて、少し遠くまで足を伸ばして、美味しいラーメン屋を探す旅に出ています(笑)。

Other Interviews

People Interview Index

調達:マグロ

マグロと本気で向き合い、​
日本中の食卓に​
“美味しい海”を届ける​

調達:エビ

世界のマーケットや
お客様のニーズを掴み​
大好きな“エビ”の魅力を届ける​

調達:サーモン

ピンチをチャンスに変え​
国内マーケットを切り拓く​
サーモンのスペシャリスト​

販売営業:デリカ

新たな販売営業スタイルで
日本中にTOREIの想いを
届けていく​

販売営業:中食・惣菜

急拡大する“中食”に
“美味しい海”という
選択肢を広げたい

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